自分の将来が決められない
 ぼくは公立中学の2年生です。先生も親も「早く将来の進路を決めなさい」と言いますが、 どうしたらいいのかわかりません。 「今は勉強して、高校に入ってから考える」という友だちもいます。 でもぼくは、将来とかについて考えれば考えるほど、勉強から気持ちが離れてしまいます。

 
―進路が決められない。自分の適性はどうやって見つければいいのだろうという相談です。

 この春中学3年になる生徒さんですね。 この時期に、「考えれば考えるほど、勉強から気持ちが離れる」 というのは逃避ではないでしょうね。逃げてはいけません。


―逃げるつもりはなくても、自分の将来を考えてついぼんやり、 というのはありがちな感じです。 まだ14歳くらいで将来を決めるのは、無理ではありませんか。

 高校を選ぶのは、進路決定の大きな第一歩です。 14歳なら14歳なりに自己決定していかなくてはなりません。 何になるとか、何に向いていると他の誰かに決めてはもらえないのです。 自分で決めるしかないからこそ、夢や希望が出てくるのではないでしょうか。


―決めるための経験やデータがとても少ないのに、早く早くと急き立てられがちですが。

 学校の進路指導の時間を有効に使えば、さまざまな職業についてかなり情報が得られます。 ご両親や周囲の大人の話もすすんで聞くべきでしょう。 しかし進路を決める一番の基本は、自分の興味や関心がどこにあるのか、 自分の内面を見つめられる人間になることです。 今でも何かしら気になる分野や職業はありませんか? それがわかれば、どんな資格が要るのかな、 何を勉強したらいいのかな・・・と自然に進路も見えてきます。


―あまり窮屈に考えない方がいいかもしれませんね。進路の変更も可能ですから。

 変更は確かにあり得ます。しかし初めから、ダメなら変えればいいという考えではなく、 決めた以上はそれに挑む気概が欲しいものです。 選んだ道がたとえ音楽にしろスポーツにしろ、意志あれば光あり、です。 分はこうなんだ、というものが一筋あって欲しいと願わずにはいられません。