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―ゆとりの教育、という言葉は最近よく耳にします。
一昨年の中教審答申でクローズアップされました。
現代の子どもや学校の問題に対処するために、教科の内容を削減して、
生きる力や心の教育にもっと重点をおこうという考え方です。
ですから教科書が簡単なものになったり、学科の時間が減ったりするわけです。
―狙い通りの効果があるかどうかは別として、学力の面では先々不安な気がしますが。
例えば英語の授業時間数は、すでに公立中は私立中の半分となっています。
その他の科目でも差があります。教科書も、公立の小中で使うものは単元数が減って、
勉強の内容が相当軽減されるようです。文部省のガイドラインにしばられない私立では、
難しいテキストも自由に選べますから、公立と私立の授業のレベル差は開く一方でしょう。
その差が大学への進学実績の差になります。
先々大学進学をお考えなら、やはり中高一貫の私立がベストでしょうね。
―でも進学では結構頑張っている公立高校もありますが。
このご相談でも、そういう高校を意識しておられるようです。
公立高校入試では公立中学で学ぶ範囲しか出ませんから、ちゃんと授業を受けていれば、
必ずしも早くから塾に行かなくても合格は可能です。ただ、進学校であればあるほど、
入学後に一気に勉強が難しくなって苦労する覚悟は必要ですね。
また、公立高校のランク自体が過去の伝統だけでは判断できなくなっていますし。
―○○高校に入りさえすれば安心とはいえない、と。
そうです。ですから高校に入学して校内で上位の成績をおさめても安心はできません。
全国レベルの模試を積極的に受けて、常に自分の学力を客観的につかんでおくよう努めてください。
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