 |
|
上のお子さんが受けた学校に下のお子さんも挑戦するケースはごく普通ですし、
このご相談のように上の子の時は残念な結果だったとか、逆に下の子で失敗という例もまれではありません。
受験の当落はあくまでその子個人の事柄であり、兄弟がどうだからという問題ではないと思います。
子どもたち本人も、ほとんどの場合そんな風に割り切って受けとめているようです。
上のお子さんが疎外感を感じては、と気兼ねされているのでしょうが、
疎外感は受験の結果よりもこれから受験までの間、
家族の関心が弟さんに向くことから生じやすいのではないでしょうか。
「お兄ちゃんの前では志望校の話はしないように」といった余計な気配りは、
かえって家庭内に不自然な空気を生んで、
上のお子さんは自分がのけ者になったような淋しさを感じてしまいます。
中学受験では特に、家庭ぐるみの前向きな雰囲気に本人の気持が大きく左右されがちです。
お兄ちゃんにはむしろ「僕はこれで失敗したから、お前は気をつけろ」
とよきアドバイザーとして協力してもらえるムードを作ってください。
それはお兄ちゃん自身が過去の失敗を乗り越え、
人への優しさを示せる自分に自信を持つ成長の機会にもなることでしょう。
大学までふくめると、ご兄弟の受験はこれからまだ何度も繰り返されるはずです。
親御さんが全部うまくいってほしいと願われるのは当たり前ですが、
その通りにいかなかった場合、「上の子(あるいは下の子)に比べて、かわいそうに」
と同情されては子どもはたまりません。
もし失敗しても、それは本人がその次のチャンスで挽回すればいいことです。
このお兄ちゃんも来年は中学3年。
その時は彼の受験をご家族でバックアップしてあげてください。
|
|